雄鶏社が倒産してしまったそうです。
自己破産を申請とのことですので、再生はせず、会社は消滅・・・ということでしょうか。
これまで出版されてきた本はいったいどうなってしまうのでしょう。
これから出版予定の本だってたくさんあったと思います。
こぎん刺しの古い本として紹介させていただいた中にも雄鶏社発行のものは多く、とても歴史の古い会社だけに何とも残念で悲しいです。
昨日、お隣の駅にある大型書店に行ってきました。
買おうと思ってまだ買っていない雄鶏社の本を買いに・・・です。
買ったのは3冊。
『クロス・ステッチノート』『はじめてのハーダンガー刺繍』『刺繍通信 vol.9』です。
ハーダンガーは一度やってみたいとずっと思っていて、この本も買おうかどうしようか悩んでいたのですが、改めて手にとってみてみると初心者でもわかるように詳しい写真の解説付きで、これはすばらしい!と思いました。
この本を見ながら刺せば、私にもできるかも・・・
刺繍通信は2006年の秋に発行されたものなのですが、こぎん刺しのことが載っています。
グラデーションの美しい、芸術的なこぎん刺しで、こちらもいつかは買おうと思いつつ、なんとなく買っていませんでした。
それにしてもこの本、季刊誌なのですが、内容がものすごく濃いです。
(ちくちく・てくてくステッチウォーク、というページでは、目白が紹介されていてビックリ!)
初心者向けの手芸本が多く出版される中、かなり高度で奥深い内容で驚きました。
こんなすばらしい本を出版している会社がなくなってしまうなんて・・・
昨日行った書店は、私の知っている限りでは最も手芸本の扱いが多く充実しているのですが、雄鶏社の本の占める割合はかなりのもので、これらの本が書棚からごっそりと消えてしまうとしたら、これは大変なことだと思いました。
かなりガラガラになってしまうのでは?
新しく手芸の本を出版する会社が出てくるとは思えないし、手芸本の発行も減る一方になってしまうのかな・・・