少し前に作った手まり模様のピンクッションの色あわせがいまひとつだったので、地の布の色を濃い目にしてもう一つ作ろうと思っています。
これから模様をかがります。
後ろに写っているのは追加で頼まれたこぎん刺しのピンクッション。
以前作ったものと全く同じものということで作りましたが、色も模様も材料も全く同じだと作るのがあまり楽しくない・・・
ほんの少しでも変化をさせて作った方がより楽しいです。
こぎん刺しのものもその他のステッチを入れたものも、キャップ類を使って作るピンクッションをかわいく仕上げるコツは、クッション部分をできるだけシワなく丸くすることだと思います。
特にあとからステッチを入れるものは、大きなシワがあると模様がずれてしまってきれいに仕上がりません。
キャップの底の2倍の直径の円に生地をカットするのが普通だと思うのですが、それより少し大きめに生地をカットして、中にワタを詰める時は手で丸く形づくりながらピンポン玉のような形に仕上げます。
キャップ部分に入れ込む時は、シワになりそうな部分をキャップの中に押し込みつつシワを延ばして縫いとめます。
文章で説明するのは難しいのですが、慣れてくるとかなり丸くシワなく仕上げることができるようになります。
ハンドメイドを続けていると、同じようなものを作っても、とてもかわいく出来上がる時とそうでない時が明確に分かれます。
その理由を突き詰めてみると、やはりそこには『手抜き』があると思うのです。
最近では簡単に作ることができる材料も多く販売されていて、そういう材料を上手に使うのは問題ないと思うのですが、手順をはしょって作ってしまうと絶対に失敗します。
例えば上のピンクッション。
キャップの側面にはハガキ程度の厚さのテープ状の紙を巻いてその上に生地をのせているのですが、この紙を抜いてしまうとキャップの側面のボコボコが表に出てしまい、いかにも廃品利用であることがわかってしまいます。
底の丸い部分には、側面につけた紙よりも厚めの紙を丸くカットしたものを入れています。
この部分に薄い紙を置いても丸い形はきれいにできず、その上安定感の悪いものが出来上がってしまいます。
ついつい簡単に仕上げたくなってしまうのですが、少し心を鬼にして、なるべく丁寧に時間をかけて作ると失敗は少ないように思います。
とか何とか言いつつ、ついつい手抜きをしてイマイチなものを量産している私なのでした・・・